Webサイトの電話番号、どこにどう載せる?申込みにつながる確率を上げるための工夫
Webサイトで成果を上げるには、フォームやLINEだけでなく“電話”の導線設計も欠かせません。特に、すぐに行動したいユーザーにとって、電話は最も手軽で確実な手段です。電話番号の掲載場所やデザイン、信頼性の伝え方を工夫することで、問い合わせ数や成約率を大きく伸ばすことができます。
電話での問い合わせが成果を左右する理由
電話での問い合わせは、「すぐに相談したい」「詳細を直接確認したい」「担当者と話して安心したい」といった行動意欲の高いユーザーが多く、申込みにつながる確率が高い傾向にあります。特に以下のような業種では、電話経由での申込みが全体の半数を占めることもあります。
- 修理・リフォームなど緊急性の高い業種
- 不動産やリースなど説明が必要な業種
- BtoBサービスや専門相談系
電話をかけやすい導線設計が、成果を大きく左右します。
電話番号の掲載場所で変わる成果
電話番号の「見つけやすさ」は、行動率に直結します。常に視界に入る位置に配置することで、迷わず問い合わせにつながります。電話でお問い合わせを受け付けているのであれば、以下の場所への掲載は必ずおこなってください。
どのページを見ていても「ここに電話すればいいんだ」と迷わずわかることが、申込みにつながる大切なポイントです。
ページのいちばん上のエリア
サイトを開いたときに、画面のいちばん上(ロゴやナビゲーションの近く)に電話番号が表示されていると安心です。

ページのいちばん下のエリア
人はページを読み終えたタイミングで「問い合わせてみようかな」と思いやすいものです。そこで、ページのいちばん下にも「電話する」「相談する」などのボタンを置いておくと、迷わず行動できます。スクロールで下まで来た人の最後のひと押しになります。

スマートフォン表示
スマートフォンでサイトを見たときに、「電話番号」や「電話する」ボタンがいつも表示されていると便利です。タップでそのまま電話がかけられるように設定すれば、サイトに訪問したユーザーがすぐに行動できます。

お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームの上にも電話番号を載せておくと親切です。入力が面倒だと感じた人でも、電話を選びやすくなります。

信頼感を高める表記とデザイン
電話番号は、ただ目立たせれば良いというものではありません。大切なのは、「見やすくて、安心できる」デザインにすることです。見た瞬間に「この会社なら信頼できそう」と思ってもらえる工夫が必要です。
桁区切りを統一
数字の区切りを統一しましょう(例:0120-123-456)。読みやすく、間違いにくくなります。また、表記の統一は“信頼感”にもつながります。同じ会社なのに、ページによって「0120123456」「0120-123456」「0120−123−456」とバラついていると、細部への注意が行き届いていない印象を与えてしまいます。
名刺・チラシ・Googleビジネスプロフィールなど、他の媒体と表記をそろえることで、会社としての一貫性が生まれ、安心して問い合わせてもらえるようになります。
また、デザイン上も読みやすく整い、スマートフォンで見たときに桁が崩れにくくなるというメリットもあります。
行動を促すひと言を添える
今すぐお電話ください」「お気軽にご相談ください」など、ひとこと添えると行動しやすくなります。無言の数字よりも、やさしく背中を押してくれる印象になります。
さらに、言葉のトーンも大切です。強すぎる言い方よりも、親しみや安心感を与える言葉のほうが行動につながりやすくなります。たとえば、
- お急ぎの方はお電話ください
- まずはお話を聞かせてください
- どんなことでもお気軽にご相談ください
このような言葉は、読む人に「自分も電話していいんだ」と感じさせます。文章ひとつで心理的なハードルが下がり、「迷っていた人が一歩踏み出すきっかけ」になります。
営業時間・通話料を明記
営業時間や定休日も書いておくと安心です。「今かけて大丈夫かな?」という不安を減らし、気軽に電話してもらえるようになります。また、フリーダイヤル(0120や0800)を導入しているのであれば、「通話無料」と入れておくことで、費用の心配をせずに電話できる安心感が生まれます。
電話番号は、単なる連絡先ではなく「会社の信頼感を伝えるサイン」です。こうした小さな配慮が、問い合わせのハードルを下げ、結果的に相談や申込みの増加につながります。
あなたのサイトの電話番号、見やすいですか?
電話番号は、ほんの少しの工夫で「見つけやすく」「かけやすく」変えることができます。「今聞いてみたい」「少し話を聞きたい」そんな気持ちを逃さないために、自社サイトの電話番号の見せ方を、ぜひ一度見直してみてください。